sexta-feira, 6 de abril de 2012

セマーナサンタ(聖週間)とパスコア(復活祭)


意義

パスコア、またはヘブライ語のペサハは、キリスト教徒にとって最も大切なお祭りです。亡くなった3日後にイエス・キリストが復活した事を記念するものですが、キリストは、紀元30年もしくは33年の金曜日に十字架にかけられて亡くなったとされています。

世界の人口のおよそ3分の1に当たる人々が、復活祭をお祝いしています。ユダヤの人々にとっては、エジプトで奴隷にされていた人々の解放、脱出を記念する日になっています。いずれの文化においても、このお祭りは、異教徒の人々が冬から春への移り変わりを祝うと同じように、過越を祝うものなのです。

日付

紀元325年のニケイアでの最初の宗教会議において、復活祭の日付が定められました。中世ヨーロッパの習慣によって、北半球における最初の春の満月(ブラジルでは秋)から数えて最初日曜日、つまり、3月22日から4月25日の間に祝うようになりました。

「復活祭の日曜日」の前の土曜日、金曜日、木曜日、水曜日はそれぞれ、聖土曜日、聖金曜日、聖木曜日、聖水曜日と呼ばれます。アメリカやヨーロッパのいくつかの国では金曜日から月曜日までの4日間お祝いするのですが、ブラジルでは、金曜日から日曜日までの3日間になっています。 今年は4月8日にパスコアを祝います。


シンボル

彩色した卵や、「コエーリョ・ダ・パスコア」(イースターのウサギ)のようなチョコレートで作った卵はゲルマンの女神、エオストレに捧げる春の祭典から始まったものです。
この女神は、手に卵を持ち、足元のウサギを見ている女性の姿であらわされていますが、これは子孫繁栄の象徴です。英語の「EASTER」、ドイツ語の「OSTER」という言葉は、この女神の名前に由来しているようです。

生命の象徴である鶏の卵に彩色を施したり、野原のウサギの巣穴に卵を隠したりする習慣がありました。卵を贈るというのは1000年以上も続いた伝統で、中国の人々や、地中海沿岸の人々の間でも、同じような春の習わしがありました。チョコレートの卵は、18世紀になって初めてフランスのお菓子屋さんで作られました。

お祝い


復活祭では、ミサに行く他に、ブラジルでは、子供たちと一緒にゆで卵に色をつけたり、「カッサ・デ・オーヴォ 」(卵狩り)のために卵を隠したりします。子供たちはチョコレートの卵をもらうのをとても楽しみにしています。また、家族や友人たちの間で、復活祭を祝う「FELIZ PASCOA」(イースターおめでとう)と書いたカードを送りあう習慣もあります。

店の中は、天井からつるされた卵で一杯になります。

最近では、オリーブ油、タラ、チョコレートを詰めたバスケットを友人に送るようになりましたが、この習慣はクリスマス・バスケットから始まったものです。



また、ブラジルでは、復活祭のモチーフでモミの木を飾る店や家が増えてきました。

ドイツでは、彩色した卵の殻で枯れ枝を飾る習わしがあります。教会では勧めていないのですが、若者たちは、復活祭のお休みの間に、レイブやロックのショーによく出かけて行きます。

ペルナンブコにおいては、セマーナサンタの最も大切なイベントの一つに、レシフェか
180キロ離れたファゼンダノーヴァのノーヴァジュルサレムで行われるキリストの受難劇があります。キリストの時代のエルサレムそっくりに似せた町が作られ、夜、そこの色々な屋外の舞台でキリストの受難劇が演じられるのです。

特別料理



ブラジルでは、年3回、復活祭、フェスタ・ジュニーナ、クリスマスの時には特別なご馳走を食べます。復活祭では、キリストの苦しみに敬意を表して、教会は聖木曜日、聖金曜日に肉を食べるのを禁じています。そのため、これらの日には、魚やエビを食べるようになりました。タラを食べる習慣は、ポルトガル人がもたらしたものですが、それは、ブラジルでもポルトガルでも、タラが安くて誰もが手に入れられたからでしょう。北大西洋でタラが減り、漁獲量が限られたために、今では、タラは、ほとんどぜいたく品になってしまいました。ブラジルはポルトガルとノルウェーからタラを輸入しています。


また、主に南ブラジルでは、コロンバ・パスカウという、イタリアのパネトーニに似たお菓子を作る習慣がありますが、チョコレートの卵と同様、人に贈るときに店で出来合いのものを買ってくるのが一般的です。

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