これは、私の提案するクリスマスとお正月のメニューです。写真はあまりきれいに撮れていませんが、作り方が簡単でおいしい料理です。では、ハッピー・ホリデー!!
モランガとは、カボチャの事ですが、ペルナンブコ州では、楕円形のカボチャはジリムンと呼ばれています。
カボチャは伝統的なブラジル料理の一部になっていますが、もともと、ポルトガル人によってもたらされたものです。
濃い緑色の日本のカボチャもありますが、やはり、CABOTCHA (カボチャ)と呼ばれています。
カマロン・ナ・モランガ
(エビなどをかぼちゃに詰めて焼いた料理)
4人分
材料
コショウ 少々
皮をむいたエビ 250g
レモン汁 レモン2分の1個分
タマネギ(みじん切り) 2分の1個
ニンニク 1カケ
マーガリン 大さじ1
香菜(みじん切り) カップ2分の1
片栗粉 大さじ2分の1
牛乳 カップ2分の1
ケチャップ 大さじ1
トマト缶(200g) 1個
溶けるスライスチーズ(細かくちぎる)3枚
作り方
1、カボチャを丸ごと、串が通るようになるまで、約25分電子レンジで加熱する。
2、カボチャのフタをくり抜き、種を取り除く。中の果肉を取り出し、きざんでおく。
3、レモン汁と塩でエビに下味をつける。カボチャは耐熱皿にのせる。
4、タマネギとニンニクをマーガリンでいため、エビ、香菜、カボチャの果肉を加える。5分ほどいためたら、片栗粉を溶いた牛乳を加える。トマトケチャップ、塩大さじ1を加える。
5、スライスチーズ2枚を、中身をくりぬいたカボチャの底に敷き、エビをカボチャに詰め、スライスチーズ1枚を上に乗せる。
6、フタをせずに、電子レンジで5分加熱する。
7、熱いうちにいただく。
サウピコンは、大抵、12月25日に、前日のクリスマス・ディナーで食べたターキーやチキンの残りを利用して作ります。
干しブドウはクルミやクリと同様、この季節ならではのもので、クリスマスらしさを添えてくれます。ペルナンブコ州では、栗は、カスターニャス・ポルトゲーザス(ポルトガルの栗)と呼ばれていますが、これは栗がポルトガルから輸入されていた伝統があるためです。
(チキン、野菜、果物をマヨネーズであえたサラダ)
8人分
材料
チキン、ムネ肉(皮なし) 500g
ニンニク 2カケ
レモン 1個
ホールカーネル コーン缶 100g
青リンゴ 2分の1
ニンジン(皮をむきおろす) 2分の1本
ピーマン 1個
赤ピーマン 1個
レーズン(黒) 2分の1カップ
黄桃缶 2分の1缶
マヨネーズ 1カップ
塩 大さじ2分の1
コショウ 少々
作り方
1、つぶしたニンニク、レモン汁の半分でチキンに下味を付け、味をなじませる。チキンを10分ゆで、冷めてから、細かく裂く。
2、チキン、水を切ったコーン、皮をむいて角切りしたリンゴ、おろしたニンジン、種を取って角切りしたピーマン、レーズン(やわらかくするため、熱湯に通しておく)を混ぜ、黄桃の半分を角切りして加え、よく混ぜる。黄桃の半分はとっておく。
3、マヨネーズと、レモン汁の残りの半分を加えて混ぜる。2の材料を加え、混ぜながら、塩、コショウで味を調える。
4、皿に盛り、黄桃の残りをスライスしたもので飾りつける。ラップをかけ、食べる直前まで冷蔵庫で冷やしておく。
アロス・コン・ブロッコリー
[ブロッコリー入りライス]
4人分[ブロッコリー入りライス]
米 2カップ
ブロッコリー 2分の1個
オリーブ油 少々
塩 少々
ニンニク 1カケ
作り方
1、 米を洗い、ザルにあけておく、
2、 ブロッコリーとニンニクをみじん切りにし、オリーブ油でいため、さらに米
塩を加えていためてから炊く。
ペルナンブコ州では、家庭でクリスマスケーキを作る習慣があります。
大抵はイギリス人によってもたらされたボーロ・デ・フルータス(フルーツケーキ)で、このケーキにアイシングを塗ったものはボーロ・デ・ノイバ(ウエディング・ケーキ)と呼ばれ、結婚式に使われます。私の父の従姉妹の、エリアニ・アスフォラが考案し、ペルナンブコ州の名物ケーキになったのですが、
南ブラジルでは、イタリア風のパネトーニを店で買って食べる習慣があります。
ボーロ・ナタリーノ・デ・アメイシャス・エ・ノーゼス
(プルーンとクルミのクリスマスケーキ)
10人分
材料
種なしドライプルーン 250g
赤ワイン 1カップと2分の1
バターかマーガリン 200g
砂糖 カップ1と2分の1(150g)
卵黄 3個
小麦粉 カップ2と2分の1(250g)
ベーキングパウダー 大さじ1
卵白 3個
塩 少々
クルミ、砂糖漬けのフルーツなど お好みで(細かく刻む)
粉砂糖 少々
1、 前の晩から赤ワインに漬けておいたドライプルーンを、ミキサーにかける。
2、 ボールに、バター、砂糖、卵黄を入れてよく混ぜる。
3、 プルーンを加え、よく混ぜながら、ふるっておいた小麦粉、ベーキングパウダーを少しずつ加える。
4、 最後に、塩を入れてあわ立てた卵白を加える。
5、 クルミやドライフルーツを加えて、小麦粉をふるったケーキ型に流し込み、180度のオーブンで約70分間焼く。串をさしてみて中が乾いていたら出来上がり。
6、 冷ましてから、粉砂糖をふりかける。
東北ブラジルでは、バチーダ・デ・ココ(ココナツミルクのカクテル)はココナツミルク、カシャッサ、砂糖だけで作ります。南ブラジルのバチーダのように、コンデンスミルクを使う事はしません。
バチーダ・デ・ココ
1人分
材料
カシャッサ 40ml
ココナツミルク 40ml
砂糖 大さじ1
氷 2個
作り方
浅いグラスにカシャッサ、砂糖、ココナツミルクを入れ、よく混ぜる。氷を入れ、マドラーを添えて出す。
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