12月は、クリスマスやお正月を祝うクリスマスカードを親戚や友人に送る時期です。ブラジルでは、12月は夏に当たりますが、お店では雪景色の絵のついたクリスマスカードを売っています、でも、熱帯風のサンタクロースのカードもあるのですよ。
大勢の人たちが、家々の庭や、街のお店のイルミネーションを見に出かけます。
家では、クリスマスツリーを飾り付けますが、これはドイツのプロテスタントの移民たちによってもたらされた習慣です。
入り口のドアには、リースを飾ります。
居間にもキリスト降誕の情景を再現したプレゼピオを置きます。
クリスマスのモチーフを刺繍したテーブルクロスや
ハンドタオルを用います。
クリスマスの前夜には、家族、友人、親せきと、クリスマス・ディナーを楽しみます。アミーゴ・セクレット(秘密の友達)と呼ばれるプレゼント交換をしたりしますが、前もってくじで決めた誰かさん宛てにプレゼントを持って行くのです。
最近は、職場でのクリスマスパーティでも、プレゼントを持って行くことが多くなりました。そしてクリスマスには、何か赤いものを着てゆくことになっています。
クリスマス・ディナーの後、カトリックの人たちは、ミサ・ド・ガーロと呼ばれるミサに出かけて行きますが、これは、ミサ・ダ・メイアノイチ(夜中の12時のミサ)とも言われています。
若い人たちは、友人たちといっしょにクリスマスを祝うために出かけます。
夜遅く親たちはクリスマスツリーの下に子供達へのプレゼントを置きますが
なるべく、子供たちがサンタクロースにお願いしたリストの中にあるものを贈るようにします。
キリスト教の国々では、12月25日は休日で、この日は、仕事をせず、学校もありません。子供たちは、朝早く起きて、居間にプレゼントを探しに行きます。
クリスマスの音楽には、ジングルベルやO Tannenbaum 「おう, 樅の木」
といったアメリカやドイツからポルトガルにもたらされたものがありますが、ボアズ・フェスタス(アシス・ヴァレンテ作曲)のようなブラジル独自の歌もあります。
ボアズ・フェスタス
夜が来た、教会の鐘が鳴る
僕達は祈り始める、幸せに
「サンタさん、僕にくれる”幸せ”はありますか」
僕はみんながサンタさんの子供だと思ってた
”幸せ”をお願いできると思ってた
長いこと、”幸せ”をお願いしてきたのに
サンタさんは僕に”幸せ”をくれなかった
きっと、 サンタさんは死んじゃったんだ
それか、”幸せ”って、サンタさんが持っていないおもちゃだったんだ
説明
ポルトガル語では、サンタ・クロースは「パパイ・ノエル」と言います。パパイはお父さんと言う意味です。
この歌は、サンタ・クロースにクリスマスプレゼントと”幸せ”をくださいとお願いしている貧しい子供の事を歌ったもののようです。
その子は、サンタ・クロースはどんな子供にも、貧しい子供にもプレゼントをくれると、思っていたのです。
でも、”幸せ”をもらえなかったので、この子は、サンタ・クロースは死んでしまったか、あるいは、
”幸せ”とは、サンタ・クロースが持っていないプレゼントだと思うのです。
鐘を鳴らせ (Jingle Bells)
鐘を鳴らせ
ちいさい鐘が鳴る
ベレンの鐘が
神の子がお生まれになった
私達のために
「地上に平和を」
それが鐘の願い
何と楽しい響き
神の子よ、どうか
我が家を祝福してください
今宵は美しい
教会へ行こう
ろうそくの光のそばで
幸せに祈る
鐘が鳴る時に
ちいさな鐘が
神の子が私達を
祝福して下さるだろう
他に、北ブラジル特有の文化的催し物に、次のようなものがあります。
パストリウ
カヴァロ・マリーニョ
ファンダンゴ
ヘイザード
お正月ですが、31日の夕食の後は、カーニバルや年越しのショーに行ったり、あるいは海岸で花火を見たりします。
又、新年の初めの日には、朝日が昇るのを見る習慣がありますが、良きエネルギーを新しい年に引き付けるため、白い服を着ます。
カンドンブレという宗教では、
花を盛ったかごや、香水を持って行って海に投げ入れるのですが、これは水の女王であるイエマンジャに捧げるお供えなのです。
クリスマスとお正月の料理は違いますが、メインディッシュは、いつもターキー、チキン、ポーク、ビーフ、バカリャウ(塩漬けの干しダラ)です。
クルミや干しブドウはクリスマスならではの食べ物です。
お正月にレンズマメを食べると、成功やお金に恵まれると信じられています。
メリークリスマス、そして新年おめでとう!
Muito boa essa idéia, Luciana!!! Abraços mil!!! Um feliz 2013!!!
ResponderExcluirTetê