リオのサンボードロモ |
このカトリックの祝日の日付は毎年変わります。今年は、2月9日の土曜日に始まり、火曜日まで3晩4日続きます。水曜日は灰の水曜日と呼ばれ、この日から、聖週間と復活祭(イースター)まで40日間の断食が始まるのです。断食の始まる前の最後の数日ということで、カーニバルの期間中は「すべてが許され」ていました。人々は好きなだけ飲んだり食べたり踊ったりできたのです。
サルバドール
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このお祭りは、ニース(フランス)、ニューオーリンズ(アメリカ)、トロント(カナダ)、トレス(ポルトガル)、他にもイタリアやスペインなど、世界のいろいろなところで行われています。
ブラジルのカーニバル
リオ
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ブラジルのカーニバルはフランス人のもたらしたものですが、
パリンティンス(マナウス)のフェスタ・ド・ボイ
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国中で最も大きなお祭りです。海外ではリオのカーニバルが最も良く知られていますが、いろいろ違った形で、ブラジル中でお祝いされているのです。
フレヴォ |
例えばペルナンブコ州では、サンバではなくて、フレヴォと呼ばれる音楽とダンスが主流ですが、これは、2012年に無形文化財に指定されました。フレヴォはカポエイラの影響を受けていて、そのため敏捷さを要求されるダンスです!
カーニバルは、エスコーラ・デ・サンバ(サンバチーム)のパレードだけではありません。カルナバル・デ・フア(ストリートカーニバル)というのもあって、自らの手作りのものが多いのですが、安上がりの仮装をして、路上で踊るのです。
伝統的な仮装には、ピエロ、ハーレクイン(イタリアの古いパントマイム劇の主人公),コロンビーナ(ハーレクインの恋人)、
ハワイアン、チロルの民族衣装、などがありますが、
前の年に話題をさらった政治的な人々に扮することもよくあります。例えば2011年のビン・ラディンのように。
お面もよく使われます。今年一番売れると思われるのは、何と言っても連邦最高裁長官のジョアキン・バルボーザのお面でしょう。昨年、ブラジルの政治的腐敗と戦って話題になった人です。
カーニバルのマチネもあります、子供や家族向けに昼間行われるもので、そこでは、たいてい、子供の仮装コンクールをやります。
プライベートクラブや、スポーツクラブ等でのダンスパーティの主なアトラクションは、、、
仮装コンクールです。
ペルナンブコ州のレシフェやオリンダでは、このようなパーティで、フレヴォのオーケストラが雰囲気を盛り上げます、有名なのはSPOKですが、ちょうどアメリカのジャズのビッグバンドと言った感じです。
ブラジルのカーニバルの音楽には、インディオに起源を持つものもありますが、カボクリーニョスと呼ばれています。インディオグループが鳥の羽,弓矢を身に付け笛の音だけにあわせて踊るのです。
ペルナンブコ州のカーニバルのマラカツには、アフリカの影響が感じられます。
ブラジルの三大カーニバルといえば、リオ、レシフェ・オリンダ、そしてサルバドールです。
サルバドールのカーニバルは、トリオ・エレトリコで、よく知られています、これは、上にバンドと歌手たちを乗せたトラックで、何百万もの陽気な人々を従えて街の通りを練り歩きます。
日本におけるブラジルのカーニバル
フランス人マルセル・カミュによる監督作品で、1960年に最優秀外国映画としてオスカーを受賞した「黒いオルフェ」という映画により、ブラジルのカーニバルが日本人の間で知られるようになったと言えるでしょう。
カルロス・ディエゲ監督のリメイク版も見る価値がありますが、これは日本でも、主なレンタルビデオショップで見つけることができるでしょう。
でも、すべてのブラジル人がサンバやフレヴォを踊れるわけではないということ、ブラジルの女性すべてがカーニバルでエスコーラ・デ・サンバのパレードのような派手な格好をするわけではないということを覚えておいてくださいね!そういう人たちは、素晴らしいパシスタ(卓越したダンサー) の他は、たいてい女優や有名なモデルさんなのです。
プライア・ドス・カルネイロス(ペルナンブコ州)
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ブラジルでは、街のカーニバルの喧騒から逃れ、遠く離れた静かな海辺で休日を過ごす人もまた、多いのです。
日本では、私はいつもフェジョアーダと、カイピリーニャをどっさり用意して、契約しているブラジルのIPC Tv グローボ・インターナショナルというチャンネルでリオのカーニバルのエスコーラ・デ・サンバのパレードを生中継で見ることにしています!契約すると、I-phoneやI-padでも、この番組を見ることができるのですよ。
さらに詳しい情報は、ここでご覧ください。
では、皆さん、楽しいカーニバルを!
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