カーニバルは、今年は今日3月1日の土曜日に始まり、4日の火曜日まで続きますが、この日は国の祝日になっています。翌日の水曜日は,
"Quarta-feira de Cinzas"(灰の水曜日)と呼ばれていますが、この日から"Quaresma"(四旬節)が始まり、4月13日の"Domingo de Ramos"(枝の主日)の日曜日まで、40日間続くのです。この枝の日曜日に、キリスト教徒は、イエズス・キリストのエルサレム入城を、記念しますが、これは、キリストが亡くなって復活する4月20日のイースターの一週間前に当たります。
さて、ブラジルのカーニバルについて、もうちょっと知りたいとは思いませんか?カーニバルは、サンバだけじゃありません!"marchinhas"という言葉を聞いたことがありますか。"Marchinhas"とは、非常に人気のあるカーニバル音楽の一つのジャンルで、ロマンチックな恋愛を歌ったものあり、又、社会問題や政治、セックスなどを扱ったきわどいものもあります。Fantásticoという番組で、2014年のカーニバル向けの"marchinhas"コンテストで最終選に残った3つをご覧になってみてください。
私が一番気に入ったのは、最初の"É
Hoje!" [ 今日は決めるぜ! ]だったのですが、優勝したのは、"Cade
a Viga?" [あの根太はどこだい?]でした。
ペルナンブコ州では、何と言っても"Frevo"ですが、でも、"marchinhas"もあるのですよ。それに"Maracatu"と"Caboclinho"!
私の最初のカーニバルの思い出は、社交クラブやスポーツクラブで子ども向けに午後行なわれる"Matinês"というパーティーです。仮装して、姉や妹と一緒に両親に連れられて行ったものです。当時人気のあった仮装の一つがチロル地方の民族衣装でした。
ペルナンブコの、シンガーソングライター、Capiba やClaudionorGermanoの音楽や作曲家Nelson Ferreiraは、私の最初のカーニバルに関わっていたのですが、Capiba
の "Ô Bela!"のような"marchinhas"を、懐かしく思い出します。
思春期になると、4日間のカーニバル中、午前中はビーチで過ごし、午後は街の中心部で行われる"Corso"という車のパレードに行くようになりました。Corsoに行く時は、皆、大抵は、屋根のないジープなのですが、古い車に乗って、汚れても構わない格好をして行きます。そして水や粉白粉を掛け合ったり、靴墨をお互いに塗りたくったりして楽しむのです。でも、このCorsoは、80年代に、過激だ、という理由で禁止されてしまいました。
夜になると、社交クラブやスポーツクラブのパーティーに出かけます。そこではカラフルな紙ふぶきや飾りテープを投げあったり、香水を掛け合ったりします。エーテルをベースにした液体も使われたのですが、それはガスと香水が入り混じることで、圧力をかけると、冷んやりした細い流れとなって勢い良く飛び出してくるのです、それを皆でお互いに掛け合いました。
(Photo: Ricardo Chaves) |
1961に、目に危険であり、ドラッグのようにハンカチを当てて吸い込むからという理由で禁止されました。又もや、やりすぎたのです、、、。
レシフェのカーニバルの踊りに活気を与えるのがフレヴォのバンドです。私の時代、1番有名だったのはNelson Ferreiraのバンドでした。実際、Spokバンドは最も良く知られていて、良き伝統も保っていました。
懐かしいブラジルを目にしたいのと、この最大のお祭りから歓喜のエネルギーをもらうため、わたしもリオやサンパウロのサンバ学校のパレードを見るようになりました。
Alceu
Valença, Geraldo Azevedo, Spok のインタビューをご覧になってください。レシフェやオリンダのカーニバル、それと、Corsoの白黒の画像(15分30秒から)も紹介しています。お見逃しなく!